火災多発に伴う注意喚起について
伊万里・有田消防本部管内で、令和6年から令和7年の年末年始にかけて、火災により2名の方が尊い命を落とされました。また、ここ1ケ月の間に7件の火災が発生しています。
特にこの時期は、空気が乾燥し火災が発生しやすく、また、強風で延焼が拡大し、大規模な火災となる可能性が高くなるため、火の元には特に注意が必要です。
火災はちょっとした不注意や一瞬の油断から発生します。大切な命と財産を守るため、次のことに注意し、火災を未然に防ぎましょう。
1 家庭における防火対策
家庭での火災を防止するため、次のことに注意しましょう。
- 暖房器具(ストーブ等)の近くに燃えやすい物を置かない。
- 天ぷらや揚げ物をする時は、その場を離れない。
- 電気器具は正しく使い、タコ足配線はしない。コンセントまわりは定期的に清掃する。
- 寝たばこ、たばこの投げ捨てはしない。灰皿には水を入れて消えたかどうかを確認する。
- 家のまわりに燃えやすい物を置かない。
※その他 総務省消防庁資料の「住宅防火 いのちを守る10のポイント」を参照して下さい。
2 林野火災(山火事)の予防
例年、空気が乾燥し強風の吹く2月から5月頃にかけて多くの林野火災が発生する傾向にあります。特に最近は全国各地で林野火災が発生し、令和7年2月26日に岩手県大船渡市で発生した林野火災では、付近の住宅にまで延焼し山林2,900ヘクタール以上を焼損するという大規模なものとなりました。
林野火災は、たき火、火入れ、放火(疑い含む)等の人的要因による出火原因が多く、ひとたび発生すると早期に拡大し、消防隊の立入りや利用可能な水利が限られることから、消火活動が困難な上、人命や家屋等を危険にさらすことになります。
林野火災の大部分は、皆さん一人一人の注意で防ぐことができます。貴重な人命や財産を火災から守るため、林野での火気の取扱いには十分気をつけましょう。
林野火災を起こさないためのポイント
- 空気が乾燥する時期は火の取扱いに十分気を付ける。
- 枯れ草等がある火災の発生しやすい場所ではたき火をしない。
- 強い風が吹いている時は、たき火や火入れをしない。
- たき火などの火気使用中はその場を離れない。また、火気使用後は確実に消火する。
- 喫煙は指定された場所で行い、たばこは確実に消火しポイ捨てはしない。
- 火遊びはしない、させない。