電気製品火災の防止
電気器具の安全な取扱い
電気器具は便利なものですが、使用者の取扱いの不注意や誤った使用方法から火災となる場合があります。
電気器具を使用する際には、次のことに注意しましょう。
1.電気器具の点検の実施
扇風機、電気ストーブなどの季節的に使用する電気器具は、毎年使用する前に必ず点検をしましょう。また、使用中に普段と違った音や動きに気付いたときは、すぐに使用をやめ、コンセントから差込プラグを抜いて、専門の業者に点検をしてもらいましょう。
2.電気器具の正しい使用
電気器具を本来の用途以外に使用した場合、器具に負荷がかかり、その結果、過熱して火災になることがあります。取扱説明書をよく読み、その機能を十分に理解した上で正しく使用しましょう。
また、ヘアードライヤーなどは、スイッチを切り忘れたり、意図せずにはずみなどでスイッチが入ったりした状態で放置すると火災の原因となります。使わないときは、機器のスイッチを切るだけでなく差込プラグをコンセントから抜いておきましょう。
3.電気配線等からの出火防止
家電製品やOA機器の普及により、数多くの電気器具を使用するようになりました。
このため、コンセントが不足することもあり、たこ足配線になりがちです。コンセントの電気の許容量を超えて電気器具を使用するとコンセントが過熱し、火災になることもあるので、たこ足配線は絶対にやめましょう。
また、プラグにほこりや湿気等が付着したまま長い間放置しておくと、プラグの両刃間に電気が流れ、ショートして火災になることがあります(トラッキング火災)。長期間使用しない電気器具のプラグはコンセントから抜いたり、掃除などの機会にプラグに付着したほこりなどを取り除くようにしましょう。
さらに、傷ついたコードを使用したり、束ねた状態や重い物が載った状態にあると、その部分に負荷がかかり、断線して、出火する可能性がありますので大変危険です。
傷んだコードは早めに交換し、重い物を載せたり、束ねた状態で使用するのはやめましょう。
注意事項
- 使用しないときには、コンセントから抜く。
- たこ足配線は絶対にしない。
- 傷んだコードは使用しない。
- 配線は束ねた状態で使用しない。