くらしの危険
重症になりやすい浴室での事故
お風呂に入ってほっと一息というのは気持ちのよいものですが、浴槽内で溺れたり水や石鹸、すのこなどで滑り転倒する高齢者の事故が伊万里市及び有田町でも多く起きています。溺水事故や浴室での転倒は特に大きな事故になりがちで注意が必要です。
こんな事故が起きています(浴室での事故事例)
- 夜中に風呂に入り翌朝浴槽で死亡しているのを発見
- 浴槽内で滑って転倒
- 椅子が滑りバランスを崩して転倒
- マットが滑り転倒など
浴室事故防止のために
浴室事故は、脱衣所や浴室の温度と浴槽の湯の温度差に高齢者の体が順応できず浴槽内で意識を失ったり、浴槽内で滑ってバランスを崩しなかなか体勢を直せず溺れてしまうケースと、洗い場で滑ってバランスを崩し転倒して骨折や打撲するケースがあります。事故防止には双方の対策が必要です。加齢とともに身体能力も変化します。高齢者自身だけでなく家族や周りの人が一緒に時々安全点検し必要な工夫を心掛けることが大切です。
高齢者や家族へのアドバイス
入浴時の注意と工夫
- 寒い季節は脱衣所や浴室は暖めて入る
- 飲酒後は入浴しない
- 浴槽内でつかまれる手すりがあるとよい
- シャワーの温度に気をつける
- 家族に声を掛けてから入浴する
- 入浴の前後に水分の補給をする
- 入浴直前直後の薬の服用は避ける
- 浴槽はまたぎやすく底はすべらない工夫をする
- すのこは隙間なく敷き詰める